仕事ってね 4
暑くなったね~
夏だもんね
大森です。
汗には気を付けてね・・・・・
電子機材は汗で壊れてしまうんですよ!!
リークって言うの
汗は電気を通すんですよ
爺が若い頃な 給料が2万円位だった頃、開発中の機器を環境試験にかけていたんだけどね
80度環境の時、回路が暴走気味になってしまったのさ
まあ慌てるわな・・・普通
試験室の中に入って原因調査を慌てて始めたんだけど
この時期はちょうど真冬でね
着込んでいながら80度の部屋に入って仕事をすると(しかも焦って)
馬鹿をするもんでして、顎からポタッとね・・・
そしたらポヤ~と白っぽい煙とともに焦げ臭い臭いが上がって来たのさ
もう状況が想像つくでしょ
初めて実物になった。
たった1枚の私にとっての初号機が
あ~あ・・・
上司は「しょうがないね、気を付けなくっちゃね」
で終わり
部長も知ってたんだよね、「燃えちゃったんだって?」(この人のちに専務取締役)
それもそのはず。これに使っていたのは
かつての有名なウエスチングハウスの1個45万円のデバイスを
4個使っていた、宇宙にまで行っても使える代物だったからなのさ
でも叱られることもなく、始末書もなく、3週間後に発注書を書いてもいないのに部品が届いてきたのさ
なぜこんな事を披露するのかな?って疑問が沸いた貴方はエライ
後日談があるのさ
この失敗は他社にも知られることになってしまった (´・ω・`)
でもね、おかげで友達の輪が一気に広がったのですよ!他社の同業者とね
失敗が成功を呼び込んだのさ
コノコロハ~ワカカッタ
他社でも開発をしていて競争だったのさ。自分だけが・・・・・
なんて思っていても同じようなことを考えている人が3人は居るって部長が言ってたな~
ある官庁の説明会の後、「コーヒーでも飲まない?」 って誘われたんだよね
一緒の行ってた課長は(俺がついて行ってたのが真実)「なんだこのヤロ」(だって競合他社だもの)
てな顔をしながら「技術的な事はしゃべるなよ」って言い置いて私をfreeにしてくれたんだけど
後が盛り上がってね、結局4人で朝まで飲んでしまった。(割勘だからみんな小遣いが無くなってしまった)
お互いの失敗談でね!
それからさ
悩むことがあると、この4人が集まってお互いにアイデアを出し合って結果の報告会を行って
このころは連絡手段としては電話 FAX 手紙 Pock BELLしかなかったの
(時間を決めて、落ち合う場所を指定して、まるでデートをする様・・・気持ち悪)
勿論1升酒さ!!焼き鳥屋・お好み焼き屋(budgetをごまかしてたまに料亭で・・・・・デバイス1個分)
開発が進んだな~あの頃は (3人寄れば文殊の知恵って言うでしょ 4人だもの)
でもね、人より進むと恨まれるんですよ (足を引っ張るっていうでしょ)
あることないことね
結局 4人はそれぞれに飛ばされちゃってね
あの頃も暑かったな~ 閑話休題