昨今のコインパーキング
皆様初めまして。Mと申します。
私はコインパーキング事業に携わって15年になります。
ふと15年前のことを思い出してみました。私はわりと車を運転する方でありましたが
当時コインパーキングに駐車するという習慣は正直ありませんでした。
どこに出掛けるにも所謂、路駐を繰り返していました。
たった15年前でもまだ比較的それが通用していた時代だったのだと思います。
もちろん駐車違反ですし、やってはいけない事なのですが。
ただその頃はまだまだコインパーキング自体が少なく、一般にもあまり認知されていなかったのも事実です。
実際現在と違って当時は駐車場利用方法などの問い合わせが非常に多かったものですし
私自身も弊社に入社してからコインパーキングというものを詳しく知り、存在意義を認識しました。
しかし時代の流れとともに路上駐車の取り締まりは強化され、法整備もあり路上駐車は格段に減少されました。
それは車で出かける人が減ったのではなく、駐車場に停めようという意識が高まったからなのでしょう。
それにより供給も急速に増えていきました。
コインパーキングが年々増えていったのはある種あたりまえだったのかもしれませんが
私が15年前と今を比べて随分変わったと思うのは料金体系です。
今でこそ最大1,000円など各駐車場によって打ち止め料金が設定されているコインパーキングはめずらしくありません。
そもそも昔は駐車場に設置されている機器にそのような料金体系を設定出来る項目がありませんでした。
ですから長時間駐車されてしまうと
どんどん料金は加算されて高額になるケースも多かったのです(現在でもその様な駐車場はたくさんありますが)。
しかし駐車場が増えるに連れ、価格競争が生まれ、打ち止め料金設定も開発されて
現在多用されている最大料金が生まれたのです。これはユーザーにはとても嬉しいサービスだと思います。
私も普段コインパーキングを利用することが多いですから、場所よりもまず料金体系をチェックしてしまいますね。
機器の進歩と料金体系の改革により、昔に比べ随分と利用しやすくなったのではないでしょうか。
ドライバーにとってコインパーキングの利用はあたりまえの時代ですから
無人の駐車場だからこそ少しでも利用しやすいコインパーキング作りが大切なのだと今でも痛感いたします。