大石

アイアンマン(鉄人)レースに参加して来ました!

みなさん、こんにちは。

おおいし おわり です。

7月24日にアイアンマンレースに参加して来ました。
そんな訳でまたもや番外編となります(>_<)

さて、アイアンマンレースとはトライアスロンのレースで
水泳3.8キロ、自転車180キロ、ラン42.195キロの合わせて226キロを一日で走破する大会です。
アイアンマンレースは鉄人レースとも言われており
オリンピックで採用されているトータル51.5キロの距離に比べて4倍以上もの長さになります。

近年はホリエモンや近藤真彦さんが参加したのが、話題になっていました。
私もコインパーキング屋と言う訳ではありませんが、日頃の運動不足解消のために走り始めたのがきっかけです。

カナダ・ウィスラーは2010年開催の冬季オリンピックの会場で
世界有数の山岳スキーリゾートで、そのスケールは北米最大規模です。
綺麗に透き通る湖を泳ぎ
美しい大自然を背景に気持ち良くバイク(自転車)を走らせ、二本の脚で大地を駆け抜ける予定です。

朝7時の日出と共のスタート。
水温18度の湖面からは湯気が立ち上り、気温の低さを際立たせます。
この水温は日本のサウナ風呂に設置されている水風呂と同じ温度だそうです。
この中を1時間20分も泳いだ時・・すべてが終わりました。

なんとかスイムアップしたものの身体は冷え切り、脚の筋肉が収縮し悲鳴を上げるほどの痛みで歩けません。

「じっとしていては死んでしまう」「なんとか身体を動かさないと」、とバイクに跨りますが
濡れた身体に当たる澄んだ空気が更に体温を奪います。
やっと上り坂になり、なんとか身体が温まって来ましたが脚の違和感は抜けません。

この時点で競争を辞め
ランを含め残りの190キロを完走する事にすべてを掛けペースダウンをし、省エネ走行に切り替えました。

しかし
太陽が登った事による気温の上昇。
カナダ名物のアップダウン。
膝の古傷。
日本を出発する時の発熱。
そして前夜、一睡も出来なかった事。

「もう、ランには出ないでやめよう」

いや、「これまで練習もしたし、カナダまで来ているんだ」
「膝が壊れても走り切るべきなんじゃないか!」

そんなネガティブ思考のまま、「どうやってリタイヤすればいいのかな」と思いつつ
トランジットと言われるバイクからランに移るエリアに入って来ると、カナダの人達の熱い声援。
そしてボランティアの誘導員達の明るい前向きさ!

とても
「リタイアします」なんて言える雰囲気ではないまま、いつの間にかカナダの林間コースを走りはじめていました。
少し走ると痛かったはずの脚の痛みは消え、それと引き換えに込み上げて来るものがあります。

「しあわせだな」と言う気分と「感謝」の気持で胸が熱くなります。

明るく応援してくれるカナダの人達。
選手よりも多いボランティアの方々。
今頃働いている会社のみんな。
会社を支えてくれているお客様、取引先。
暖かく見守ってくれている社長。
そして妻、家族、両親、友人。

結局15時間半も掛かって何度もリタイアしようと思ったけど、なんとかゴール出来ました。
アイアンマンレース=鉄人レースは、私にとって
自分を追い込む事によって自分の中に眠っている「感謝の気持ち」を引き出すレース(体験)になりました。

これを忘れないように、また挑戦しないとな!
でも、今度はもっとアスリートっぽく参加したいな(^^ゞ

後日談とも言うべき帰国後のオチがあるのですが、それは紙面の関係で次回に。
楽しみにしていて下さい!

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