その他

コインパーキングというイメージ

皆さん初めまして。
JRと申します。
私のイニシャルが某鉄道会社と同じですが関係ありませんので。
それでは初めてのコラムを投稿します。

私がコインパーキング事業の運営会社で働くようになってから早くも3年が経ちました。
それまでコインパーキングを利用したことは1度もありませんでした。今から10年くらい前は
例えば町田では「いちのや」など駐車場の管理人の居る時間貸の駐車場や小田急デパートの買い物をすると
1時間無料といった駐車場を利用していました。又、少しの時間駐車だと路上駐車の出来るスペースを探すことが
多かったようです。現在は、二人ペアで巡回している交通巡視員の駐車違反の取り締まりが厳しいせいもあり
路上駐車のスペースよりもまずコインパーキングの「空き」を探すようになりました。
これも一つの文化の発展といえるでしょうか。

そうであれば、コインパーキング事業とは人様に大変迷惑な路上駐車の車両を減らし
又、そのことで交通安全対策に大きく寄与する社会事業ではないでしょうか。
立派に社会貢献している事業と言えます。

私は、そのニーズは繁華街や駅の近くが主で、買い物や通勤のお客様と考えていましたが
勿論その様なお客様もいらっしゃいますが、以外にも住宅地にもニーズはありました。
個人の住宅で電気や水道の工事、クロスや障子や襖の張り替えをしてもらうのに来て頂く職人さん達が
駐車違反で取り締まりを受けないように利用されます。
職人さん達は交通違反で運転免許証の停止を受けると、仕事にならないからです。
それこそ生活そのものが脅かされます。

その様な、かなり高尚な仕事であるにも関わらず、その現場はかなり違います。
道路と違って、あくまでコインパーキングは私有地なので、行政の管轄外です。
行政は一切関知しません。よって、いわば無法地帯といえます。

タバコの吸い殻は、ごく当たり前の様に捨てられており、ペットボトルや空き缶も
その回収ボックスがあるのに関わらず、駐車場に捨てられています。
その他、コンビニエンスストアから出る弁当のケースやおにぎりやジュースの袋・・・
ありとあらゆるゴミが捨てられています。たまに、家電製品や家具等、粗大ゴミが捨てられている
事もあります。

勿論、全てのコインパーキングがその様な状態ではありませんが、一部のコインパーキングに
見られる困った状況です。

夏場になると、コインパーキングで夜に宴会をした様なゴミが散乱していることもあります。
これは、日本人の特性として、他人の目があると悪いことはしないが
誰も見ていないと思うとやりたい放題なのではないでしょうか。
いいカッコしいですが、影では何をしているのか分からない。この様に考える私は不謹慎でしょうか。

これらを取り締まる何か妙案はないのでしょうか?本当に厄介なことです。
そんな駐車場を利用者の方に気持ち良く使って頂き、土地オーナー様の大切な財産を管理する。
それが私の仕事といえばそうなのですが・・・

一見駐車場設備を設置してしまえば、その後は手が掛からないように思えるコインパーキング事業ですが
陰ではこんな作業も行われています。

この様に、昔はなかった近代事業「コインパーキング」は社会貢献できる素晴しい事業ですが
上記に記載した通り「ゴミ」の問題については重要視していなくてはなりません。

次回のコラム内容は駐車利用料金の支払いと駐車場内での出来事について投稿させて頂きます。

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